間違った俗説に惑わされるな!『牛乳だけで身長が伸びる』はウソです!

『牛乳だけで身長が伸びる』はウソ!?間違った俗説に惑わされるな!

身長を伸ばすとなると、必ずといっていいほど話題に挙がるのが「牛乳を飲むこと」。「身長を伸ばすためには牛乳が良い」という言葉はみなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

しかし、その逆に「牛乳を飲んでも身長は伸びない・・・」という噂も聞いたことがあるでしょう。実際にどちらが正しいのか、説明できる人は多くありません。

 

そこで今回は、牛乳と子供の成長(身長)の関係性について徹底解説したいと思います。間違った俗説もあるので、ここで正しい知識を知って頂ければ幸いです。

 

牛乳についておさらいします!

牛乳と聞くと「カルシウムが多い」「栄養豊富」といったイメージがあるのではないでしょうか。昔から現在も含め、学校で毎日牛乳がでるので"国が推奨している"というイメージが強いのかも知れません。

 

実際に栄養価は国も推奨するほど高いです。なので、みなさんのイメージは間違っていません。

 

しかし、最近では「牛乳を飲むのは体に悪い」とネットに書き込まれた噂を見かけます。これによって牛乳は本当に体に良いのか不安に思う方もいるでしょう。

 

でも安心してください。国が給食で牛乳を出すことを推奨しているということは、栄養価だけではなく、安全性も高いのは間違いありません。

 

牛乳の栄養素はどれぐらい?

栄養価は高いといっても、どれほど含まれているのか分かりません。そこで実際に栄養素を自分の目で確かめてもらおうと思います。(※下記は牛乳100mlに含まれている栄養素です)

カロリー67kcal、タンパク質3.3g、炭水化物4.8g、ナトリウム41mg、カリウム150mg、カルシウム110mg、マグネシウム10mg、リン93mg、鉄0.02mg、亜鉛0.4mg、銅0.01mg、ビタミンA38μg、ビタミンD0.3μg、ビタミンE0.1mg、ビタミンK2μg、ビタミンB10.04mg、ビタミンB2(0.15mg)、ナイアシン0.1mg、ビタミンB60.03mg、ビタミンB12(0.3μg)、葉酸5μg、パントテン酸0.55mg、ビタミンC1mg

引用文献:文部科学省の「乳類」より


牛乳の栄養素を確認してみると、このようになっていました。ちなみにこれは一般的な牛乳で、低脂肪や加工品だと栄養素も細かく違ってくるので注意してください。

 

栄養素の含有量はコップ1杯(200ml)あたりの計算になっているため少なくなっていますが、種類はたくさん含まれています。

 

牛乳を飲んだら身長は伸びる?

『牛乳だけで身長が伸びる』はウソ!?間違った俗説に惑わされるな!

牛乳を飲むとカルシウムをたくさん摂ることができます。カルシウムとは知っていると思いますが骨や歯を強くする、形成するもので、伸ばすためのものではありません。

 

つまり、牛乳だけ飲んでも身長は伸びません。

 

しかし、身長を伸ばすならカルシウムは絶対条件になるので、効果的に摂取できる牛乳は欠かせない食品です。なぜなら、カルシウムを不足してしまうと骨は形成されず身長も伸びません。

 

本来、骨を伸ばすのはタンパク質の役割です。でも、タンパク質ばかり摂っていても骨を強く形成するカルシウムが不足していれば、身長は伸びません。

 

反対にカルシウムばかり摂り、タンパク質が不足していると骨は強くなるだけで伸びません。バランスよく摂取することで成長にとって効果があるのです。

 

牛乳だけなら身長を伸ばすのにあまり期待できませんが、タンパク質と一緒に摂ればその効果に期待できます。

 

ちなみに、食生活の向上と酪農、乳業の発展を目的とした団体『一般社団法人Jミルク』は"牛乳で背は伸びる"を以下のように答えています。

 

牛乳摂取の多い学童では、身長の伸びは促進され、肥満度はより低下する傾向が認められた。牛乳摂取は動脈硬化促進の因子とはなりにくく、むしろ学童期の成長にとって重要な栄養源であると考えられた。

引用文献:一般社団法人Jミルク「牛乳を飲むと背が伸びる!」より

 

身長を伸ばしたいなら、牛乳は飲んだほうがいいでしょう。

 

子供に牛乳を与えるときに注意すべき2つのポイント

『牛乳だけで身長が伸びる』はウソ!?間違った俗説に惑わされるな!

牛乳は身長を伸ばすのに期待ができるものだと分かりましたが、ただ単純に大量に飲めばいいわけではありません。

 

牛乳を子供に与える際には『4つの注意点』があります。

 

  1. 飲みすぎで他の栄養素が不足する
  2. 乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)になり下痢をする
  3. 牛乳貧血
  4. アレルギー

 

これら4つをそれぞれ解説していきます。

 

1.飲みすぎで他の栄養素が不足する

牛乳を飲みすぎると、すぐにお腹一杯になってしまいます。お腹一杯になると、ご飯をあまり食べないので他の栄養素を摂取できません。

 

小食になると、食事でカルシウム以外の他の栄養素を補うことができなくなります。栄養が補えないまま学校の授業などで運動をするとエネルギーを消費して栄養不足になってしまいます。

 

2.乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)になり下痢をする

牛乳を飲んでいるとお腹の調子が悪くなり、最悪の場合下痢になる子供もいます。実際にあなたの周りにもいませんでしたか。飲むとお腹の調子が悪くなる子が・・・。

 

これは「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」と呼ばれるもので、乳糖を含んだ牛乳を飲むと乳糖をうまく分解できず、腸内に残ってしまい、上記のような症状がでてきます。

 

これは健康であっても誰でも起こりえることで、乳糖の許容量は人によって違ってきます。そのため、人によってはコップ1杯で駄目な人もいれば、ある程度飲める人もいます。

 

3.牛乳貧血

貧血は知っていると思いますが、牛乳貧血はあまり聞きなじみがないと思います。

 

牛乳貧血は名前のとおり、牛乳の飲みすぎで貧血が起こるものです。牛乳を飲みすぎるとカルシウムが過剰になってしまい、亜鉛や鉄分の吸収を邪魔してしまいます。

 

その結果、鉄分を補給することができずに貧血が起こります。健康に良いからといって牛乳を飲みすぎると、このような症状がでるので要注意です。

 

4.乳製品のアレルギー!子供のアレルギー反応には要注意!

人間のアレルギー反応は、赤ちゃんをピークに大人になればなるほど減っていきます。つまり、子供はアレルギー反応がとても出やすくなっています。

 

年齢別のアレルギーの原因食物で成長期も含まれる7歳から19歳で2位にランクインしています。

 

それほどアレルギー反応がでやすいので十分に気をつける必要があります。ちなみに乳糖不耐症はアレルギーとは関係なく、大人になったら治るというわけではないので注意してください。

 

牛乳が飲めない子供はどうすればいい?身長が伸びないの?

『牛乳だけで身長が伸びる』はウソ!?間違った俗説に惑わされるな!

上記の乳糖不耐症やアレルギー、そもそも牛乳が嫌いなどの理由から、牛乳が飲めないお子さんはたくさんいると思います。

 

給食で牛乳を飲んでいるにも関わらず、現代の子供はカルシウム不足だと言われています。

 

そんな中で学校の給食に出てくる牛乳が1日のカルシウムの摂取量の半分近くを占めるほど役割が大きくなっています。(参考:小学校中学年の食生活と栄養)

 

当然、学校でも牛乳が飲めないとなると、どんどんカルシウムが不足していきます。

 

カルシウムが不足すると骨が弱くなり、骨折しやすくなります。では、一体どうすればいいのでしょうか。

 

そんなときに試してほしいのが栄養補助食品(子供用サプリメント)です。子供用のサプリメントを利用すれば、カルシウムだけではなく、他の栄養素も補うことができます。

 

最初は「子供にサプリメントってどうなの・・・」と抵抗があると思いますが、それは先入観が邪魔をしています。

 

諸外国では当たり前のように子供がサプリを飲み、日本は遅れていると言われています。確かに過剰摂取するとよくないですが、目安をきっちり守れば成長をサポートしてくれます。

 

最初は抵抗感があったとしても、慣れてくれば栄養も満たせてそれが普通になります。むしろ、スポーツをやっているお子さんのほとんどが子供用のサプリメントを飲まれていますよ。

 

それでも抵抗を感じるのであれば、他の食品で補うしかありません。ただ、カルシウムは吸収率が悪いので大量に食事を食べないといけません。

 

そのため、肥満にならないように常に注意しないといけません。太ってしまうと身長が伸びにくくなるので、運動量を増やすなどの対策が必要になるでしょう。

 

手軽に飲める子供用のサプリメントはこちら

 

まとめ

『牛乳だけで身長が伸びる』はウソ!?間違った俗説に惑わされるな!

牛乳を飲むだけでは身長は伸びません。しっかりと他の栄養素もバランスよく摂取したうえで、牛乳を飲むのがベストです。

 

カルシウムが不足している子供がとても多いのですが、だからといって牛乳の飲みすぎにも注意が必要です。飲みすぎは、下痢や腹痛を引き起こす原因にもなります。

 

カルシウムを補うのが難しいのであればサプリを試してみるのが一番手軽です。実際に成長期になると、とても食事だけでは満たせない量の栄養素が必要になりますから。

 

思いついたときから始めてあげるのが一番です。なぜなら、成長期は人生に一度きりしかなく、期間も限られているからです。

 

「牛乳だけで身長が伸びる!」といった間違った俗説に惑わされないように、ここで得た知識をもとにわが子の成長をサポートしてあげてください。